受験勉強ばかり早くからやっても読解力は養われないんですよね。
作文や記述式が取り入れられるようになってきてますが、試験はどうしても添削しやすいようにパターン化された形式です。
しょせん受験勉強は、クイズに反応よく答える練習をしているだけなんですね。だから、日ごろはしっかり読解力を養うような勉強をして、受験対策は受験前に集中して取り組むだけにしたほうがいいんです。
進学しても授業についていけない理由
せっかく進学校や有名大学に入学したのに、授業についていけなくなったという話はめずらしくない。
最近は、社会人になってから自信を失うケースも増えているとか。
まわりが優秀過ぎるというより、受験勉強だけしてきた弊害で、基礎学力がついてない可能性があるんですよね。
読めばわかる読解力は、学びの基本中の基本。
何より知的好奇心を育み、毎日を楽しく過ごすために、読解力は欠かせない能力なんですね。
読む習慣は教わってできるようになるものではありません。
毎朝10分、読書する学校もあるそうですが、読む習慣は、なかなか教わってできるようになるものではありません。
でも、10分間、みんな読書する時間を持つのはいい方法。
読む習慣は、周囲の環境によるところが大きいからです。まわりに読書する人がいるかいないかで、ずいぶん違うみたいですよ。
だから忙しくてほとんど本を読まない保護者が、いくら子どもに本を読めと言っても、残念ながら効果はないんですね。むしろ嫌になるかも。
ところが、その時間いっしょに読書するだけで、あっけないほどかんたんに読書習慣が身につくこともあるんですよ。
どうしても読むのが苦手な方は、読んだものを聞くのでもいいし、読む量を少しだけにしてもいいと思います。
読解力は、楽しんで読み続ける生活の中で養われます。
読書がおもしろくなる環境づくりにくふうしてみることが大事。
読書の紹介してください
オンラインクラスの子どもたちは、いつも楽しそうに読書の紹介をしてくれます。
謎解き本や探偵ものが人気なんですが、わたしが読んだことのない新しいものがほとんど。
かつてわたしが夢中になって読んだシャーロック・ホームズなんてまったく出てきません。この前、江戸川乱歩の「怪人二十面相」を読んでる子がいて、ちょっと嬉しかったなぁ。
環境や福祉関係の本など、学校やテレビで紹介された本に興味を示す子もいました。
人が読んでる本の話を聞くのはおもしろい。
読書作文教室@みのりで読書の紹介しませんか?