読書作文みのり教室は、完全個別レッスンです。 作文には書く人の数だけ個性があり、ペースも違うからです。 じつは5人前後の少人数クラスのグループレッスンをしたことがあります。 交流やディスカッションにはいいのですが、作文を書くには落ち着かない感じでした。 結局、書きあげるのは宿題になってしまい、そのまま書かずじまいという人もいました。 それでこの教室では原則個別レッスンということにしています。時間内で書き上げることはできなくても、レッスン後にすぐ書き上げられる程度まで実習してもらうようにしています。 つまりレッスンは書く実習の場なんですね。 作文に書くことをグループで発表したり話し合うことにも抵抗があります。 わたし自身、作文は好きですが発表は苦手です。 書きたくないことは書かなくていい。だからといって、作文に書くことは発表できなければならないかというと、そんなことはありません。ひそかな思いや独自の考えを書きたい場合もあるかもしれませんよね。 誰かが読むことを意識して書くことは大事です。でも、静かに誰かに読んでもらうのと、声に出して発表するのとでは心持ちが違います。 教室では発表することは考えず、書くことに集中してもらえるようにしたいと思っています。たまに清書してもらった作文を声に出して読んでもらうこともありますが、それは読み書きの訓練のためで、相手はわたしひとりなので心配することはありません。スピーチ原稿のように発表して聞いてもらう作文もありますが、教室では誰かに読まれることを前提に書く練習をします。 作文は個人的な作業です。余計な心配をしないで作文に集中できる場を提供するため、おひとりおひとりのペースを大切に進めていきたいと思っています。
完全個別対応