作文教室は小学生を中心とした学生さんが対象でしたが、中には大学生の就活目的の人や社会人の方もいました。
「作文」というと子どもっぽい印象があるのか、おとな向けの教室はなぜか「文章」とか「ライティング」といった言葉が使われることが多いことにわたしは違和感を感じます。
文を作る「作文」という言葉が好きだからです。
作文を好きになった理由
幼稚園の頃、NHKの料理番組を見るのが好きでした。
カップやスプーンで材料を混ぜ合わせていくようすがおままごとのようで楽しそうだったからです。
小学四年生になってクラブ活動が始まったとき、料理クラブは一番人気で入れず、手芸クラブに入りました。
そこにはとんでもなく手先の器用な先輩がすばらしい作品を作っていて、圧倒されたのを覚えています。
わたしはせいぜいキットになったものを作るのが精一杯だったんですが、それでも楽しみな時間でした。
五・六年生になると、今度はどういうわけか数人しかいない園芸クラブで畑仕事に精を出しました。
思えばその頃から何か作ることに憧れがあって、作るのが好きだったんですね。
今も同じです。
ところが残念なことに、あまり才能がなかった。
「好きこそものの上手なれ」などと言いますが、わたしの作るものは、とても褒められるものではありませんでした。
「下手の横好き」です。
そんな中、唯一人からほめられたのが作文だったんですね。
ほめられたと言っても、コンクールで賞をもらったというような華々しいものではありません。
先生にほめられて読み上げられた程度のことだったんですが、今でも覚えているぐらいですからうれしかったんですね。
母もわたしの書いた日記をよくほめてくれました。
書くのがじょうずだったのではなくて、ただ正直にできごとや思ったことを書くことができたのがよかったんですね。
とりたてて書く才能があったわけではありません。
作文は読まれて伸びる
特別な才能はないけれど、読んだ人にほめられたおかげで、わたしは書くのが好きになりました。
単純です。
作文も立派なものづくりです。
何かを作るのはほんとに楽しい。
作文は不器用でも才能がなくてもおもしろいものができます。
勉強や仕事にはもちろん、生涯役立つものでもあります。
あなたにも作文が好きになってほしいと思います。
おかしさんのブログの文章は、読みやすくてわかりやすいです。
内容も文章も、心にすっと入ります。
私は、作文が下手で読むことが専門です。笑
ブログの色合いとデザインが春らしくて素敵ですね。
パソコンも文章も上手で羨ましいです。
また訪問させてください。
マロンさん、メッセージありがとうございます。
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