読んでわかる能力「読解力」、ほんとにそんなに大事? なんて思ってませんか。
いい学校を卒業すれば、いい仕事につけて、生涯安泰という時代は終わりました。
これまでの勉強というと、暗記や計算の訓練を長時間行うようなもので、そういうの、じつは一番AIに取って代わられる能力なんですよね。
AIは暗記と計算が得意ですから。人間なんて足元にも及びません。
AIにない能力、それが読解力なんですね。
AIはことばがわからない
人と対話するAIを見ていると、AIは人の言うことがわかっているように思いますが、AIは何もわかりません。大量のデータからそれらしいものを素早く検索し、わかっているような対応をしているだけなんですね。
データが集まれば集まるほど、それらしい答えを見つける可能性が高まるというだけで、賢くなっているというのとはちょっと違う。
人のように、「一を聞いて十を知る」なんてことはあり得ないんですね。
暗記や計算の訓練に長時間費やす教育を行い、読解力を軽視した結果、教科書が読めない子どもたちが増えていることは『AIvs.教科書が読めない子どもたち』で警告されてます。
近い将来、読解力のないAIが教科書を読んでわかるようになることはないんです。
教科書を読んでわかるのは、人間だけが持つ能力なんですね。
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「読んでわかる」というのはスゴイ能力!
あたりまえのように思ってますが、読んでわかるというのはすごい能力なんですよ。
ところが、実際は新聞記事を読んでちゃんとわかっているおとなも少ないんじゃないでしょうか。
だから池上さんの解説が人気なのではないかと。
池上さんはNHKの子どもニュースを担当してたこともあって、説明がじょうずだし。
読解力がないのに、プログラミングや英語なんてやっても、伸び悩むのが目に見えてますよね。
まして少人数の討論なんかやっても、おそらく議論は深まらない。
これから求められる創造力とか発想力、柔軟力なんかは、読解力があってはじめて育つもの。
読解力、少しは見直していただけましたか?