人見知りで口下手。
だったら書けばいいと思いつくのは簡単です。
でも書くのもそれほど上手じゃない、とあきらめてませんか?
でも心配いりません。
作家をめざすわけじゃないですから。
作文は、練習すれば誰でも独自のものが書けるようになります。
きっと話すのも慣れや訓練である程度は上達すると思います。
でも、作文の力をつけるほうがほかにも役立つことが圧倒的に多いです。
作文力があれば、口下手をカバーすることはできますが、話すのが得意になっても、なかなか作文力を補うことはできません。
だったら口下手を克服するよりも、作文力をつけたほうが断然お得なんです。
誰でも個性的な作文を書けるのに、知らない人が多過ぎる。
オンライン作文教室で作文のサポートをしていてつくづく感じたのは、誰でもおもしろい作文の種を持ってるということでした。
たとえば遠足や運動会といったありきたりなテーマで作文を書くと、みんな同じような作文になりがちですよね。
でもほんとはみんなと同じことをしていても、自分だけが聞いたり見たりしていることや気づかないうちに自分だけが考えてることも必ずあるはずなんですよね。ない人はいません。
作文がむずかしいと思うのは、そうした自分だけが持ってる作文の種を見つけられないからなんですね。
みんな持ってるんですよ。でも探せないというか気づいてない。
めっちゃもったいない。
作文力は自分が持ってる作文の種を探し当てる力なんですね。
話すより書いたほうが有利な場面が多い。
話して説明するより、説明した文書を渡したほうが喜ばれることないですか?
病院なんかでは、だらだらとこれまでの状態を説明するより、頭痛日記などの記録を見てもらうと話が早い。
自分のことを知ってもらうのに、文章は話すことに負けない力を持っているんですね。
文章で伝えておくことで実際に会ったとき、核心に迫る対話ができる可能性もあります。
文章は相手の時間を拘束しません。
また文章は自主的に読むものです。
だから一方的な話より信頼感が得られやすいんですね。
人気の講演会なんかは文字で起こして本になってるものも多いです。
話がじょうずというのはすばらしい才能ですが、それは書く力でじゅうぶん挽回できるものだと思います。
作文は独学力を高める。
作文は文字を知っていれば誰でもできると言いました。
でもインプット以上のアウトプットはできません。
自分が持ってる作文の種以上のものは作文にできないということです。
誰でも作文の種は持っています。
でも種がいっぱいあったほうが作文は書きやすくなりますよね。
だから書こうと思うと自主的に勉強するようになるんです。
それが独学力です。
勉強は自学自習が基本で一番身につく方法です。
まとめ
作文力が口下手克服より有利な3つの理由
- 誰でもすでに個性的な作文の種を持っている。
- 話すより書いたほうが有利な場面が多い。
- 作文力をつける過程で独学力が高まる。