所属していたオンライン作文教室の教育方針に共感し、講師資格はとっていたものの、個人で教室を開く勇気はありませんでした。
場所の確保や生徒募集に二の足を踏んでました。
教室運営となると在宅ワークのようなわけにはいきません。
だからといって個人でオンライン教室というのもなかなかむずかしい。
当時はまだオンラインと言いながら基本的に電話と郵便が中心でしたから……。
でもこの電話で直接対話するというのが作文サポートには欠かせないと思ってましたので、オンライン教室というのも敷居が高かったのでした。
ところが最近、「zoom」という非常に便利なツールができまして、これだと簡単にオンライン教室や講座が開催できるんですよね。
もちろん直接対話もできますし、文字のやりとりも可能。
しかもzoomなら参加者にめんどうな手間をかけずに簡単に参加してもらえます。
いまさら作文?
今こそ作文なんです。
ほんとに作文力をなめてる人が多過ぎます。
わたしは英語や習字を習うより作文力をつけたほうが実用的だと思います。
作文で自分のことや意見を正しく伝えられるメリットは計り知れませんから。
わたしのように口下手な人はなおさらです。
作文力をつける過程で思考力や創造力、さらには読解力も磨かれます。
わたしはおとなにこそ作文力を磨き、人生を豊かに過ごしてほしいと思っています。
おとなが幸せでなかったら、子どもたちも幸せになんかなれません。
幸せに老いる姿を子どもたちに見せていくことがわたしたち年長者ができる最大のことではないでしょうか。
作文は指導するのではなくサポートするもの
わたしは作文講師歴10年あまりですが、ふつうの主婦がこれだけ続けてこられたのは、作文は一方的に指導して教えるものではないからです。
本来作文は自力で書くしかないものです。だからこそその人独自のものが書けるんです。
だけど何をどう書けばいいのかわからなかったり、ひとりで書くだけでは行き詰まってしまうものです。
そこで書く人の経験を聞いたり作文の読者になることで書くサポートをするんですね。
だから作文に関する特別高度な知識は必要ないんです。(ないよりあったほうがいいのでしょうが。)
子どもたちの教室では書いてもらうだけでなく、読んだ本の紹介や作文発表なども行われいますが、おとなたちでいえば、最近流行りの読書会みたいなものでしょうか。
そうしたちょっとした交流があると書くのが楽しくなります。俳句でも句会がありますよね。
作文は誰かに読まれることを意識すると励みになって自ずと上達してますます楽しくなります。
仕事に直結する資格や稼ぐためのセミナーに参加するのもいいですが、自分をうまく表現できなければ、あなたの良さは伝わらないし、自信も持てないことないですか?
作文は誰もが持ってる独自のものを表現するもので、ありのままのあなたの価値を高めます。
おとなの習い事感覚でご参加ください。