辻村深月『かがみの孤城』の紹介

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言葉の森の寺子屋オンラインクラスでは、読書の紹介をし合います。

巷には、各自お気に入りのおすすめ本を紹介し合う読書会なる催しもあるとか。

ほかの人が読んでる本は気になるもの。まったく興味がなくて、自分ではぜったいに選ばない本なのに、思いがけず出あってしまった運命の人みたいに心惹かれて読んでしまうことも少なからず。

今回は山口市立中央図書館で待ちに待った本をご紹介。

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辻村深月の『かがみの孤城』は図書館の予約待ち1年の人気作

『かがみの孤城』は、本屋大賞受賞作というので知りました。不登校の中学生たちのお話と知り、山口市立中央図書館でとりあえず予約待ちしていた本。

さすが人気作家の本屋大賞受賞作。1年ぐらい待ちました……。わたしの後にもなお96人待ちです。

正直、とくに絶対読みたいというほどのものではありませんでした。

でも、期待してなかった本が意外とおもしろいことはよくあること。

2週間で読めるか心配しましたが、1週間ほどで読めてしまいました。

日ごろ、わけのわからない難しい本を読むのが趣味になっているせいか、わかりやすい。

amazonのレビューにもありましたが、アニメにありそうなお話。

ファンタジーとミステリーのほどよいエンターテイメントな物語で楽しく読めました。

タイムカプセル的な要素があって、時間についてあらためて考えさせられました。

「時間というのは、記憶があってはじめて成立するもので、人間の脳が作り出したもの」という話を思い出す。

かがみの孤城は、時間がないところだから、城が閉じてしまったら覚えていられない場所でした。

人間が記憶を失うことをすごく恐れるのは、誰かと共に過ごした時間を失ってしまうほど残酷なことはないからかもしれません。

じつはわたしたちみんなも、あの時間のないかがみの孤城に行ったことがあって、未来や過去から来た人と知り合っているのに、覚えていないだけだったりして。

そして現在、お互いすっかり忘れてめぐり会っているかもしれない。

時空を超えて助け合っていることにも気づかないで。

人間にとって時間とは?

そんな難しいことに思いを寄せるもよし、ただただストーリーをおもしろがって読むのも楽しい一冊。

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